笹子重治(ささごしげはる)
1958年、神戸市生まれ。

 ブラジリアン・スタイルの奏法に影響を受けたギタリストとして、パウリーニョ・ダ・ヴィオーラやナラ・レオン等多くの来日ブラジル人アーティストとセッションを重ねた後、86〜87年にかけてブラジルで活動。帰国後、インストゥルメンタルトリオ、ショーロクラブを結成し、現在までに23枚のアルバムをリリース。

 また、2004年には新たにインストゥルメンタルトリオ、コーコーヤを立ち上げ、アルバムを、サントラも含め5枚発表するかたわら、EPO、比屋定篤子、Ann Sally、桑江知子、大島保克、宮沢和史、NUU、古謝美佐子、畠山美由紀、松田美緒、照屋実穂、手嶌葵、吉田慶子、鈴木重子、大島花子、純名里沙、落合さとこ、池田綾子、かとうかなこ、小松亮太、江藤有希等、J-POPから民謡までの歌手やインスト奏者のサポート、CDプロデュース、レコーディング、アレンジ等、多方面で活躍中。2016年には、サウンドプロデュースした大島花子「親父」が、USEN演歌チャート1位獲得。
 
 2010年、初のソロアルバム「onaka-ippai」発表。ちなみにショーロクラブ23枚目の最新作は、作曲家・武満徹の作品集「TAKEMITSU SONGBOOK」。個人としての最新作は、歌手 純名里沙とのデュオアルバム「Silent Love 〜あなたを想う12の歌」。ただいまショーロクラブで「武満徹ソングブック・コンプリート(仮題)」とショーロクラブのオリジナルアルバムを、並行して製作中。

 作曲の分野でも、ふたつのインストユニットでの多数の楽曲の他、各共演歌手との共作、ブラジルの国民的作詞家パウロ・セザル・ピニェイロ、ルーツサンバの長老、故ギリェルミ・ジ・ブリート、日本でも人気の高いシンガーソングライター・ジョイスとの共作などもあり、それぞれCD化されている。 

2000年 ショーロクラブとしては、ブラジルでジョイス、マルコス・スザーノ、ジャキス・モレレンバウム等をゲストに迎えて録音された7枚目のCDをソニーミュージックより発表。それとほぼ同時に、ショーロクラブの秋岡欧とのデュオによるブラジル音楽のアルバム「DUO」をオーマガトキより発表した。また個人活動としては、大貫妙子、奥田民生、矢野顕子、鈴木慶一、宮沢和史によるコンサートツアー「Beautiful Songs」に参加した。
2001年 ショーロクラブでは、ジャキス・モレレンバウンをプロデュースに迎え再びリオで録音されたアルバム「マリチマ」を9月に発表。1〜2月にNHKスペシャルの新シリーズ「激動・地中海世界」の音楽を演奏、12月にはフジテレビの年末特別番組「忠臣蔵1/47」(木村拓哉主演)の音楽を担当、サントラもリリースした。
2002年 女優平良とみさんの沖縄弁による語りとショーロ・クラブの音楽とでつづる異色のアルバム「ニライカナイ」を発表。また笹子作品「マリチマ」が、山田太一ドラマの挿入歌となる。個人活動としても、八重山民謡界の若手ナンバーワン大島保克のCDのアレンジをムーンライダーズの武川雅寛とともに担当、沖縄民謡を代表する女性歌手古謝美佐子をサポートする等、何故か沖縄関連の活動に終始。
2003年 4月にショーロクラブ初期作品のセルフカヴァーを中心としたアルバム「colors」を発表、12月には全曲女性歌手とのコラボレーションという、インストグループとしては異色のアルバム「sonora」を発表した。また、04年封切りの東映映画「油断大敵」の音楽を担当。個人活動としては、比屋定篤子4年ぶりのアルバムにアレンジ・演奏・楽曲提供で参加。リオで活躍するショーロ・フルート奏者・熊本尚美とのデュオ活動等、ちょっとブラジルに先祖帰りのキザシもありつつ、渡辺貞夫、南佳孝等のベテランアーティストから、yae、Ann Sally、畠山美由紀等の若手アーティストまでのレコーディングやコンサートに参加する等、多方面に活動を展開。
2004年 日本テレビのドラマ「彼女が死んじゃった」の音楽を、ショーロ・クラブで担当。個人活動としては、3月に若手ボタンアコーディオン奏者かとうかなこのCDのプロデュース・アレンジ・演奏を担当。4月には桑江知子13年ぶりのフルアルバムのプロデュース・アレンジ・演奏を担当。また、歌手NUUとのコラボレーション開始。
2005年 シンガーソングライター"ハシケン"と共にNUUのアルバム「あかり」のサウンドプロデュースを担当。また、歌手chieとのコラボレーション開始。ショーロ・クラブでは、「マリチマ」以来の本格的作品集「PREVENDO」をキングレコードから、初期ファンハウス録音からのベスト盤「REVENDO」をBMGから、テレビ東京系列のアニメ「ARIA the animation」の音楽を担当し、そのサントラをビクターから、それぞれリリース。そして、ショーロ・クラブ以来の本格的な自己ユニット「ko-ko-ya」を、若手演奏家、江藤有希(ヴァイオリン)黒川紗恵子(クラリネット)とともに結成。
2006年 アニメ「ARIA」シリーズ2作目「ARIA the Natural」のサントラを、Choro Club with Senoo 名義で、再び担当。このシリーズのサントラは、異例のセールスと評価を上げるヒット作となった。6月には桑江知子「カジマヤー」のプロデュース担当。また、長年デュオで活動を共にしてきた比屋定篤子とのライブがCD化。
2007年 NUUのアルバム「縫う」を、NUUと共同プロデュース。比屋定篤子のデビュー10周年アルバム「A Million Smiles」で、比屋定との新共作曲3曲を含む全7曲サウンドプロデュース。また、笹子としては大変珍しい仕事なのだが、Jリーグ「ガンバ大阪」の公式応援歌「奇跡の絆」を、作曲&サウンドプロデュース。NHKラジオのウイークデイのお昼の帯番組「ビュッフェ131」のテーマ音楽として、1年を通して笹子作「ジンタ」が選ばれる。
2008年 好評のアニメ「ARIA」シリーズの第三作「ARIA the Origination」の音楽制作を、ショーロクラブで担当。また7月には、江藤有希、黒川紗恵子と結成したユニット「コーコーヤ」のデビューアルバムを発表。詩人草野心平の詩にNUU、笹子他が曲をつけ、NUUが歌う作品「つんつんつるんぶつるんぶつるん」を共同プロデュース。そして、半年に渡って上海の歌手amin の新譜「my life, my songs」の制作に関わる。その他、手嶌葵新譜のサウンドプロデュースなど。
 ライブでは、春にchieツアーのサウンドプロデュース、秋には、タンゴ界の「アイコン」小松亮太プロデュースのツアー「リオとブエノスの果実」に参加。積年の「タンゴ恐怖症」を少しだけ解消。

2009年

2月に、コーコーヤでフジテレビアニメ「リストランテ・パラディーゾ」の音楽制作を担当。3月には、ショーロクラブ4年ぶりの作品集「Trilogia」制作。4月に吉田慶子の新譜「DEPOIS DA BANDA PASSAR/Keico Yoshida Cnta NARA」をプロデュース。
2010年  春に初のソロアルバム「onaka-ippai」を制作。8月に発表。10月には恵比寿ガーデンルームにて「ささごはん」なる、始めて自分の名前を冠したコンサートを開き、27年ぶりぐらいに、ギターソロをさせられる(冷や汗タラ〜リ)。
 また、前後して5月には上海万博に出演。現地の二胡奏者馬暁暉と共演した他、天平楽府、平原綾香、小ケイ星少年少女合唱団などと共演。7月にはコーコーヤ2枚目の作品集「FREVO!」制作。その他、サリナ・ジョーンズ、手嶌葵のアルバムのサウンドプロデシュースなど。